格安SIMのデメリット解説│契約前に把握しておくべき難点

格安SIM・格安スマホのデメリット

格安SIMのデメリットについて、今一度まとめてみたいと思います。

実店舗が少ない・サポートがオンラインや電話のみ

これは、全てのMVNOに共通して言える事ですが、
docomo・AU・Softbank・Y!mobileと比較すると、
実店舗が比較にならないほど少なく、
都市部にのみ点在している程度となっています。

店舗を拡充すれば”格安”は無理というジレンマ

もし格安SIMを提供するMVNOが、店舗を拡充するとなると、
店舗取得費用から、テナント家賃・人件費等の店舗維持費がかさみ、格安での提供が不可能になります。

店舗がほとんど無い点をデメリットに感じない方であれば、
格安SIM・格安スマホは良きパートナーになると思いますし、
店舗が無い・人件費を掛けないからこその安さである点は、覚えておきたいところです。

この点、安かろう悪かろうと感じる方には、
格安SIM・格安スマホよりもキャリアでのご契約をお薦めします。

通話が多い方であれば、Y!mobileがキャリアと比較すると安い価格設定になっているのでオススメです。
月間2GBに10分以内のかけ放題がついて、2,980円とかなり割安です。

参考:Y!mobile

更に、SIMカード単体の契約だと、最大2万円のキャッシュバックを実施中ですので、お見逃し無く!上記ページの「SIMカード」のページに記載があります。

地方部には直営店舗がない

TVCM等により、格安SIM・格安スマホの認知度は飛躍的に伸びていますが、先程ご紹介したとおり、店舗を拡充すれば、格安な価格を維持することは不可能です。

そのため、今後もサポートを必要とする方にとっては選択肢として難しいかもしれません。
しかし、各社ともにその点は把握しており、電話サポートやチャットサポートに加え、遠隔サポートなどに力を入れているのが現状です。

店舗での対面サポートが絶対に必要!と思われる方は、キャリアやY!mobileが良いかと思います。

 

 

通信速度が遅い”時間帯” ”MVNO”がある

格安SIMの提供企業(MVNO)は、キャリアから借り受ける回線の帯域(回線の太さ)を随時適度に調整し、
docomoやAUと言った回線提供者(MNO)に支払う回線利用料をギリギリに抑えることで、
格安での通信サービスを提供しています。

MVNOが余裕のある回線を用意すると、利用者の通信速度は速くなり、顧客満足度はあがりますが、回線使用料が高くなり、格安での提供が不可能になります。

逆に、回線の余裕をあまり持たずにサービス提供していると、回線使用料を抑えることができるので利益は出せますが、利用者の通信速度が遅くなり、顧客満足度が下がります。

利益追求か顧客満足度追求か

そして、この利益を追求するか、顧客満足度を追求するか、はたまたバランスを取りに行くか、このスタンスはMVNOよりけりで、
契約者数の増加に対して、俊敏に対応するMVNOもあれば、
そうでないMVNOもあり、通信速度が各々で如実に違います。

また、実効速度が速いと言われているMVNOでも、急激に加入者が増加した場合、速度が遅くなってしまうこともあります。

まとめますと、利用者数とMVNOが用意している回線の太さ、
これらのバランスによって、速度が早かったり遅かったり、常に変動します。

通信速度を比較してみる

当サイトでは、毎月、各MVNOの通信速度を測定して、
格安SIM速度ランキングを作成していますが、
毎月、遅いMVNOは、安定して遅いです。
(イオンモバイル・U-mobile・mineoなど)

早いMVNOは、安定して早いです。
(UQモバイル・Y!mobileなど)

その中間のMVNOは、遅い時期もあれば、早い時期もあるなど、
こちらは、利用者の増減に対応し、帯域を調整している印象を受けます。
(楽天モバイル・スマモバ・U-mobile MAXなど)

キャリアの場合には、高いお金を払う分、
余裕のある回線を利用出来ます。
Youtubeや月額制の動画配信サイトなどで動画を頻繁に視聴される方などは、この点ネックになるかと思いますので、キャリア契約を続けるか、現時点で、速度の安定しているキャリアのサブブランド(UQモバイルY!mobile)にするかで検討されると良いと思います。

詳しくは、こちらの速度ランキングを参考にして頂ければと思います。

格安SIM速度

3日制限(72時間制限)が厳しい場合がある

3日制限とは、直近72時間のデータ通信量によって、通信速度を制限するルールです。
数年前まで全キャリアで導入されていたルールです。

MVNOでもこの3日制限を導入しており、MVNOによって、3日制限(72時間制限)が厳しい場合があります。

これは、MVNOによっても違いますし、プランによって違うケースもあります。

あまり馴染みのない言葉かもしれませんので、
簡単に解説しておきたいと思います。

3日制限(72時間制限)とは?

直近3日間に規定以上のデータ通信を行うユーザーに対して、
24時間程度、通信速度の規制を掛けるというものです。

回線は、水道管のように、一度に流せるデータ量が限られているものなので、
一部のユーザーが独占して通信利用するのを制限する措置です。

データ通信を多く行うユーザーを罰する措置ではなく、
全利用者が均一に使えるようにする為の措置ですね。

キャリアの3日制限例

キャリア契約の場合、あまり馴染みがないかもしれませんが、
3日制限は存在します。

docomoのみ、2014年12月より、3日制限を撤廃。

キャリア 制限適用条件
docomo 3日制限なし
AU 6GB/直近72時間
Softbank 3GB/直近72時間

MVNOによって対応が別れている

MVNOによって、3日制限に関する対応が分かれています。

まず、2つに分類できます。
・実質3日制限なし
(低速通信時のみ3日制限の容量にカウントするMVNO)

・3日制限あり
(高速通信時・低速通信時ともに、3日制限の容量にカウントするMVNO)

この2つを下で解説していきます。

前者は、高速通信可能容量が残っており、高速通信を使用している状態では、実質3日制限なしです。
かたや、後者は、純粋に3日制限があると言えます。

3日制限なしのMVNO

実質3日制限なしというのを解説していきます。

高速通信時のデータ通信量は、3日制限の規定容量にカウントしません。

自ら低速通信に切り替えた場合、もしくは、高速通信可能容量を使いきって低速通信に制限されている状態での通信”のみ”を3日制限の規定容量にカウントしていきます。

つまり、高速通信をしている状態では、3日制限にカウントしませんので、高速通信を使っている限りは、3日制限の対象にならないということになります。

利用者には嬉しいですね!

楽天モバイル
BIGLOBEモバイル
DMMモバイル
IIJmio
LINEモバイル
OCNモバイルONE
mineo(dプランのみ)
Y!mobile

3日制限ありのMVNO

かたや、こちらの場合、
高速通信をしていようが、低速通信をしていようが、使用した通信量を3日制限にカウントしていくMVNOです。

高速通信容量がまだまだ余っているのに、突如、200Kbpsに制限された場合、3日制限に掛かっている可能性が高いです。

また、3日制限の規定容量も各MVNO・各プランによって異なりますので、
外出先からスマホで、動画視聴をされる方などは、事前にチェックをしておいた方が良いと思います。

・UQモバイル(6GB/直近3日間)
・mineo Aプラン(3GB/直近3日間)

留守電・キャッチホンが使えないMVNOがある

割合的には、8:2ぐらいで対応しているMVNOが多いですが、
留守電・キャッチホンに対応していないMVNOもあります。

留守電やキャッチホンが必須という方は、
事前に、留守電対応かどうか、キャッチホン対応かどうかを調べ、
対応しているMVNOから、選択する必要があります。

以前、こちらの記事で、留守電対応・キャッチホン対応状況をMVNOごとにまとめましたので、参考にして頂ければ幸いです。

対応状況は変動する可能性がございますので、必ず、申し込み前に公式サイトにて、ご確認ください。

MVNO別 留守電・キャッチホン対応状況まとめ

カケホーダイプランは一部MVNOのみ

通話し放題・通話定額プランを提供しているMVNOは数少ないです。

ワイモバイルやUQモバイルのように、1回10分、1回5分といった時間制限ありの通話し放題プランが主流です。

一部MVNOでは完全通話定額もありますので、まとめておきます。

完全通話定額対応の格安SIM

下記が完全通話定額対応のMVNOです。

MVNO 通話定額オプション名 月額
Y!mobile スーパーだれとでも定額 1,000円

一部かけ放題対応の格安SIM(3分/5分/10分)

こちらの項目では、時間制限型のかけ放題対応のMVNOをまとめました。
無料通話の対象となる1回あたりの通話時間はMVNOによって、3分・5分・10分と異なります。

MVNO 無料通話時間/回 オプション月額
Y!mobile 10分 無料(基本料金に含む)
DTI SIM 10分 820円
NifMo 10分 830円
IIJmio 10分 830円
OCNモバイルONE 10分 850円
イオンモバイル 10分 850円
mineo 10分 850円
スマモバ 10分 850円
LINEモバイル 10分 880円
UQモバイル 5分 無料(基本料金に含む)
IIJmio 3分 600円
BIGLOBEモバイル 3分 650円

上位3番号宛の通話料が完全無料

すこし変わり種のかけ放題もあります。
それがOCNモバイルONEの「トップ3かけ放題」という月額850円のかけ放題サービス。
前月の通話実績の上位3位の通話相手との通話料が無料になるというかけ放題サービス。

参考:トップ3かけ放題 – OCNモバイルONE

すこし分かりづらいですが、通話時間の長かった上位3つの通話先の通話料が無料となり、4位以下の通話先の通話料が発生するというサービス。

つまり、特定の3人としか通話しないという場合には、もはや完全通話定額も同様です。

さらに、「10分かけ放題」と「トップ3かけ放題」を併せた月額1,300円の「ダブルかけ放題」というオプションもあります。

無料通話付きの格安SIM

無料通話を付与するMVNOもあります。
短時間通話の時もあれば、長電話の時もあるという方には、5分かけ放題や10分かけ放題よりも使い勝手が良いですよね。

MVNO プラン名 無料通話 オプション月額
mineo 通話定額30 30分 840円
mineo 通話定額60 60分 1,680円
BIGLOBEモバイル 通話パック60 60分 650円
UQモバイル ぴったりプランS 30分 無料(基本料金に含む)
UQモバイル ぴったりプランM 60分 無料(基本料金に含む)
UQモバイル ぴったりプランL 90分 無料(基本料金に含む)

通話オプションの選び方

これは、現在の携帯電話の通話明細の通話時間を見ながら、検討すると良いと思います。

通話が非常に多い方は、Y!モバイルやキャリアのカケホーダイ契約。
通話が少し多いから、普通の格安SIMだと不安。という方は、一部通話定額のMVNO。
という選び方になるでしょう。

私の知人等の間では、LINEで通話するユーザーが大半で、仕事用の携帯以外では、通話定額をあまり必要としている人がいないのが現状です。

キャリアメールが使えなくなる

また、キャリアとの契約がなくなる為、当然ですが、今まで愛用してきたキャリアメールは使えなくなります。

キャリアメールとは、
「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@i.softbank.jp」などのメールアドレスのことを指します。

以前は、携帯・スマホ専用サイトで、キャリアメールアドレス以外では登録できないサイトなどが多数ありましたが、現在では、Android端末の普及とともに、Gmail利用者が増えており、以前のようにキャリアメールアドレスの優位性や必要性というのは、全くなくなっています。

このようなことから、キャリアメールが使えない事自体のデメリットはあまりないと思いますが、メールアドレスの変更通知を送る手間を考えると、格安SIM・格安スマホのデメリットとも言えるでしょう。

プロバイダアドレスの使える格安SIM

また、一部MVNOでは、光回線などの固定回線のように、プロバイダアドレスのようなMVNO独自のメールアドレスが付与される格安SIMもあります。

こういったプロバイダアドレスのようなものがほしければ、下記MVNOが良いでしょう。

MVNO 付与アドレス 容量
楽天モバイル @rakuten.jp 15GB
BIGLOBEモバイル @biglobe.ne.jp 5GB
mineo @mineo.jp 5GB
OCNモバイルONE @ocn.ne.jp 1GB

格安SIM・格安スマホユーザーの実情としては、Gmailユーザーが圧倒的に多いかと思います。

初期設定を自分でする必要がある

格安SIM・格安スマホに乗り換えた場合、
基本的に、「APN設定」というものを自分で行う必要があります。

難しい作業では無いのですが、スマホに触れたことのない方は、デメリットになり得ます。
冒頭でも述べた通り、実店舗が少ない分、そういった端末操作でわかりづらいことがあった場合にも、気軽に聞けるお店がありませんので、基本的には、電話やメールなどで相談する形になってしまいます。

初期設定済み端末を取り扱うMVNO一覧

一部MVNOで、セット販売されている端末の場合、
このAPN設定が既にされた端末が届きますので、そのまま特に初期設定の必要がなく、利用出来るようになっています。

初期設定に不安の残る方は、
下記MVNOのセット端末を購入されると良いでしょう。

UQモバイル
mineo
楽天モバイル
TONE
gooのスマホ

初期設定済の端末が届きますので、そのまま難しいことをする必要なく利用できます。

2 件のコメント

  • SIM男さん

    MNPを利用してMVNOへ移るとき、業者によっては、
    新SIM到着まで利用できないというデメリットがありますね。
    レキオスの場合、実際の切換は出荷日当日になりますので、
    モノが到着するまでの期間、ということになります。

    中には新SIMが到着後、Web上で自分で手続きすることにより、
    スムーズに移行できる業者もあります。

    • ともさん

      いつもありがとうございます!
      MNPの件、すっかり忘れておりました…。笑

      今月からU-mobileも届出方式に対応したとのことで、
      また、時間のあるときに、「不通期間ゼロでMNP出来るMVNO」もまとめたいと思います!

      的確なご指摘、有難うございました!

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