BLU GRAND X LTEのレビューに参りたいと思います。
今までは、ミドルレンジ以上の人気機種をベースにレビューを行ってきたのですが、今回エントリーモデルのレビューとなります。
なんと言っても、価格の魅力がでかすぎる!そんな機種。
安いとはいえ、電話・メース・SNS・ブラウジングなら全くもって問題なし!!
そんな一台がBLU GRAND X LTE。
さて、早速レビューに行きましょう!
そもそもBLUって、どこぞの何者よ?
今回レビューする、「BLU GRAND X LTE」ですが、「BLU」がメーカー名、「GRAND X LTE」がモデル名(機種名)となっています。
このBLUってメーカー、なによそれ?聞いたこと無いんだけど。
という方、わかります。私もおんなじです。笑
ということで、BLU調べました。
意外にも中国企業ではなかった「BLU Products」
低価格をウリにする端末だけあって、また新進気鋭の中国ブランドかと思われますが、これ実は、アメリカのフロリダ州マイアミに本社を置くアメリカ企業。
日本人の感覚だと「ブルー」って読むのか?って感じですが、正式には「ビーエルユー」
会社名の正式名称は、「BLU Products(ビーエルユープロダクツ)」
ちなみに、「BLU」は、「BOLD LIKE US」の略。
一時期、話題になったセキュリティ問題が心配?
格安スマホ関連のニュースに敏感な方なら目にしたニュースかもしれません。
2016年11月、主にアメリカ市場向けに販売していた「BLU R1 HD」や「BLU Life One X2」等の一部モデルにおいて、通話履歴やテキストメッセージの情報を上海にあるサーバーにバックグラウンドでユーザーの承諾なしに送信していた。という事件。
BLUのすべての製品で、この問題が発動していた訳ではありません。
ADUPSのファームウェアが問題だった
何が問題だったのかというと、Shanghai ADUPS Technologyという会社が提供するファームウェアを搭載していたスマホがこの問題に苛まれました。
ADUPSのファームウェアにこの潜在的なバグとも言える問題があった為で、BLUが関与していた事実はないようです。
日本市場向けの2機種はGoogle製ファームウェアを採用
日本市場で販売されている「BLU GRAND X LTE」と「BLU GRAND M」に関しては、先述のADUPS製の「Adups OTA」ではなく、Google製の「GOTA」。
さらに、BLUでは、これらの問題を受け、以後発売する機種に関しても、Google製の[GOTA]を採用すると発表しています。
安心して下さい。スパイウェア入ってませんよ!
また、日本市場で販売されているこれら2機種の輸入元は「ソフトバンク コマース&サービス株式会社」、ソフトバンクグループですので、そのノウハウからも安全・安心な端末のみを輸入しているのではないかなと思います。
どちらにせよ、「BLU GRAND X LTEってスパイウェアが入ったスマホでしょ?」なんて思う必要はありません。ご安心を。
BLU GRAND X LTEの価格は?MVNO別販売価格まとめ
さて、前置きが長くなりました!
スパイウェアが仕組まれているから安い訳ではないことは、当記事上部で十分におわかり頂けたかと思います。笑
BLU GRAND X LTEの最安値は一括100円!
まだ取扱MVNOが少ないモデルなのですが、価格比較を行っていきたいと思います。
最安値は驚愕の100円。
いやどうせ、月額4,000円とか掛かるんでしょ?
最近、しっぽりと密かに、SIMフリーの格安スマホの取扱を始めたY!mobileさん。
”端末価格100円”と聞くと、どうせ分割払い金が上乗せされて月額5,000円とか7,000円とかするんでしょ?
”一括”100円なので、端末代金が月額料金に上乗せされることはありません。
つまり、通常のY!mobileの月額料金だけの支払いでOK。
2GBプランなら、月額2,138円。
6GBプランなら、月額3,218円。
さらに、Y!mobileは全プラン、10分かけ放題が無料付帯します。
BLU GRAND X LTEを買う場合の初期費用は、下記2つが必要となります。
・機種代金100円
・契約手数料3,240円
もうね、驚異的な安さ。としか言いようがない。
BLU GRAND X LTEレビュー
BLU GRAND X LTEの日本正規品を入手しましたので、レビューしていきたいと思います。
まず、BLU GRAND X LTEのスペックをご紹介した後、実機の開封レビューやベンチマークをご紹介していきます。
BLU GRAND X LTEスペックまとめ
こちらにBLU GRAND X LTEのスペックをまとめました。
基本性能を抑えて、低価格をウリにした端末と伺えます。
BLU GRAND X LTEスペック表 | |
---|---|
サイズ | 146.0 x 72.3 x 9.4mm |
重量 | 167.2g |
液晶サイズ | 5.0インチ |
解像度 | 720×1280(294ppi) |
OS | Android 7.0 Nougat |
CPU | Mediatek MT6737(1.25GHz) |
コア数 | 4コア |
メモリ | 1GB |
記憶容量 | 8GB |
バッテリー容量 | 2,400mAh |
アウトカメラ | 800万画素 |
インカメラ | 500万画素 (セルフィー用フラッシュ搭載) |
下り最大通信速度 | 150Mbps |
上り最大通信速度 | 50Mbps |
Wi-Fi | IEEE802.11 b/g/n |
Bluetooth | Bluetooth v4.0 / A2DP |
センサー類 | 加速度センサー 近接センサー 環境光センサー |
RAMが1GBと頼りないスペックであるのも確かですが、電話・メール・SNS・インターネットといった基本的な使用であれば、十分耐えうるスペックなのかもしれません。
とはいえ、Y!mobileなら100円ですからねぇ。
価格的には、これ以上に魅力的な格安スマホはありません。
格安スマホの中の格安スマホです。
キッズスマホやシニアのスマホデビューには最適な端末かと思います。
前面カメラにセルフィー用のフラッシュが搭載されていることからも、海外市場ではティーンエイジャー向けに製造されている端末だと伺えます。
日本人の高校生なんかは、iPhone大好きですが…。笑
BLU GRAND X LTE開封レビュー
いざ!BLU GRAND X LTEの開封レビューへ!
ブラックとゴールドを基調としたデザインで、最近のシンプルでホワイトなスマホパッケージとは一線を画すデザイン。

パッケージ底面には、スペックの概要が書かれています。

さっそく、開封!

本体が乗っているトレーをどけると、
付属品や説明書ですね。

BLU GRAND LTE Xの付属品
まず、付属品がこちら。

説明書とかマニュアルの類と純正カバー。

イヤホンマイク・USBケーブル・SIMピン
イヤホンマイクやUSBケーブルは至って普通のもの。
イヤホンマイクの束ね方が雑な所がTHE格安スマホって感じですね。笑

BLU GRAND X LTE純正カバー
BLU GRAND X LTEには、純正のカバーも付属してきます。

最近は、メーカー純正のカバーがついてくることが多いですが、Huawei端末で付属してくるカバーがハードカバーなのに対し、BLUの純正カバーは、ソフトカバー。(シリコン製?)
グニャングニャンに曲がるやつです。

BLU GRAND X LTE APN設定ガイド
APN設定の方法がまとめてあるマニュアル「初期設定ガイド」

使っているMVNOに合わせてAPNを選択してくださいねという感じです。
日本向けに販売されている国内正規品の場合、日本のMVNOがプリセットされていますので、選択するだけという感じです。

プリセットされていないMVNOの場合には、自分で登録する必要がありますので、その場合には、こちらを参照。

APN設定がプリセットされているMVNO
このGRAND X LTEにプリセットされているMVNOの一覧がこちら。
ちなみに、今回レビューしている端末はY!mobileで購入したものではありませんので、Y!mobileがプリセットされていません。
・BIGLOBEモバイル
・DMMモバイル(dmm.com)
・DMMモバイル(vmobile.jp)
・IIJmio
・LINEモバイル
・OCNモバイルONE
・So-net
・b-mobile
・mineo(Dプラン)
・エキサイトモバイル
・楽天モバイル(rmobile.co)
・楽天モバイル(rmobile.jp)
BLU GRAND X LTE 説明書
GRAND X LTEの取扱説明書がこちら。

最初の数ページは、いつもお決まりの「取扱上の注意」的なページがずら~っと続きますので、ここは省略。

各部の名称ですね。
このGRAND X LTEの特徴として、インカメラの隣に、セルフィー用(自撮り用)のフラッシュライトがついているのが特徴的です。
あとは、日本で人気となっている定番のスマホと同じですね。

本体背面には、フラッシュとカメラだけのシンプルデザイン。

SIMカードの取り付け方

残りのページは、英語版になっています。

BLU GRAND X LTE 保証書

これが保証書兼保証規約となっています。
こちらが保証規約の部分。

そして、裏面に保証書の部分があります。

BLU GRAND X LTE 本体レビュー
BLU GRAND X LTE本体のレビューへと移りましょう!

保護フィルムにも簡単なスペックの記載が。

本体背面の保護シールには、

SIMカード・Micro SDカードの取り付け方が載ってます。

日本正規品の場合、本体背面の保護シールのバーコード上部に「Importer : Softbank Commerce & Service Corp.」の記載があります。

本体背面は、光沢塗装でもなく、つや消しでもない、それらの間の感じですね。

本体前面がこちら。

本体右側面。
上部にSIMスロット、その下に電源ボタンを配置。

本体下部には、
・マイクロUSBソケット
・イヤホンジャック

本体左側面には、
・音量調節ボタン

本体上部には、何もなし。

↓写真の中央がスピーカー。
左側にあるのがインカメラで、
右側にあるのがセルフィー用のフラッシュですね。

起動と初期設定
GRAND X LTE 起動時アニメーション。

言語を選択して、「始める」ボタンをタップ。

SIMカードが手元にある場合、SIMカードを挿入しておきましょう!

Grand X LTEのセットアップ。
新しい端末としてセットアップするか、
他の端末のデータを引き継いで使用するかを選択します。

つづいて、Wi-Fiの設定。
Wi-Fi環境がある方は、こちらで接続しましょう!
セットアップ完了後に、システムファイルのアップデートがある可能性があります。

ソフトウェアアップデートのチェックが入ります。

つづいて、Googleアカウントの設定。
Gmailなどをお持ちの場合は、そのIDとPWでログインしましょう!

Google利用規約への同意画面

Googleサービスの設定

セキュリティの設定ですね。
画面ロックの解除方法を選択し、コードやパターンを登録します。

その他の設定。
特になければ、下にスクロールして、次へ!

ようこそ!
これにて、BLU GRAND X LTEの初期設定が完了となります。

BLU GRAND X LTEのホーム画面。

起動完了してスグに、ソフトウェアアップデートの通知が来たので、アップデートします。
容量が400MB近くあるので、Wi-Fi必須ですね。笑

端末の製造時期によっては、新しいソフトウェアがインストールされて出荷されたりしますので、全ての端末で初期設定完了後にソフトウェアアップデートがある訳ではありません。

BLU GRAND X LTEのベンチマークスコアまとめ
さて、BLU GRAND X LTEのベンチマークスコアをレビューしていきましょう!
そもそも、格安スマホの中の格安スマホなので、そこまでのスペックを望んではいけません。
期待せずに見ていきましょう。笑
Antutuスコア
項目 | スコア |
---|---|
総合 | 28,838 |
3D | 2,755 |
UX | 10,770 |
CPU | 10,725 |
RAM | 4,588 |
マルチタッチテストでは、2点という結果に。
(同時に2本でのタッチしか認識できない。)
最近の端末では、10点認識が多くなっているので、このような細かい点でのコストダウンで10,000円を切る価格を実現出来ているんだなと思います。
ただ、実際問題、10点マルチタッチって、いつ必要なんだ?って話なんですけどね。笑
Geekbenchスコア
項目 | スコア |
---|---|
Single Core | 537 |
Multi Core | 1,518 |
PC Markスコア
項目 | スコア |
---|---|
Work2.0 Performace |
2,615 |
Work2.0 Battery life |
4h45min |
Storage Score | 1,352 |
Computer Vision | 1,500 |
性能面ではお世辞にも良いとはいえない端末ではあります。
しかし、Ymobileでの一括100円という価格だからこそ、用途によっては検討すべき端末。
予算が3万円あるなら、P10 lite等を買うほうが満足度が高いのは間違いないです。
なので、通話・SNS・メールしか使わないような方向けであると言えるでしょう。
やはり、キッズスマホやシニアスマホとして活用する方が多いのではないでしょうか。
ということで、BLU GRAND X LTEのレビューでした!
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