みなさま、こんばんは。
SIM男でございます。
今日は、格安SIM・格安スマホの高い通話料を抑える節約術をご紹介していきます。
基本的に、通話料を安く抑える方法は、数えきれる程度しかありませんので、既に、ご存知の方も多いかもしれません。
LINEやVIBER等の無料IP電話サービスに関しては割愛します。
格安SIM・格安スマホの通話料は高い
現在、大手キャリアでは、
通話定額プランを推していることもあって、
通話定額プラン利用者が増えているそうです。
通話定額プランから、
格安SIM・格安スマホへの乗り換えの場合、
通話定額プランがなく、通常の30秒/20円の通話料がかかります。
キャリア契約でも使える通話料節約術
今回、ご紹介する通話料の節約法は、
キャリア契約であっても使える方法ですので、
これが何かの役に立てば幸いです。
通話料節約サービスの多くは、発信者番号が変わる
通話料節約サービスは、
データ回線を利用した”IP電話”サービスが多く、
IP電話サービスの場合、
強制的に、発信者番号非通知となるものが多いです。
しかし、昨今の携帯事情として、
非通知着信拒否設定をする方も多く、
着信拒否をしていなくとも、無視する方も多いはず。
そこで、最近では、
電話回線を利用し、通話品質・発信者番号とも、
通常の発信と変わらない、
プレフィックス型通話料割引サービスが普及しています。
(発信先番号の先頭に、0037などを付ける)
【プレフィックス型通話サービスまとめ】
ここに掲載しているサービスは、
お使いの080/090番号が、
相手先に通知される為、
通常の発信と何ら変わらない方法になります。
(番号通知されないサービスもある。)
NTT回線を使用しないことで、
通話料を抑えたサービスになります。
まず、代表例を挙げます。
・楽天でんわ(フュージョンコミュニケーションズ)
・G-Call(gap)
・U-Call(U-NEXT)
・みおふぉんダイアル(IIJ)
このうち、楽天でんわ・G-Callは誰でも利用可能。
U-Callは、U-mobile音声通話プラス契約者専用サービス。
みおふぉんダイアルは、みおふぉん契約者専用サービス。
それぞれ解説していきます。
楽天でんわ
楽天でんわは、
キャリア契約でも、利用可能。
また、クレジットカード以外にも、
楽天銀行デビットカード・スルガ銀行デビットカードでの支払いが可能。
楽天でんわの通話料
国内通話料:10円/30秒(税別)
国際通話料:10円/30秒(非課税)
国際通話は32ヶ国対象
楽天でんわの番号通知について
楽天でんわは、
発信先問わず、携帯番号が相手先に表示されるので、
通常発信と何ら変わらずに通話料が半額になるサービス
楽天でんわの使い方
楽天でんわアプリで、発信するだけです。
楽天でんわの注意点
家族間通話無料などで、
無料通話の対象となる相手に掛ける場合には、
楽天でんわを使わないこと。
楽天でんわ経由で発信してしまうと、
家族間通話無料が効きません。
楽天ポイントが貯まる
また、通話料100円に付き、
楽天ポイントが1ポイント貯まる点もお得。
SIM男は、携帯宛てに発信する際に愛用しています。
固定電話宛てに発信する際には、
後にご紹介する050Plusを使用。
G-Call
楽天でんわ同様、キャリア契約でも利用可能。
https://www.g-call.com/phone/phone01/phone.php
G-Callの通話料
国内通話料:10円/30秒(非課税)
国際通話料:2.9円/6秒(非課税)
(上記、国際通話料は、アメリカへの発信例)
楽天でんわに対抗し、
国内通話料も非課税だから、お得を謳うサービス。
国際通話料は、楽天でんわに完敗。
G-Callの番号通知について
NTT回線の固定電話宛の発信の際には、
相手先に番号通知されないので、
(相手先の表示は、非通知からの着信となる)
その点、楽天でんわより使い勝手が悪い。
U-Call
こちらは、U-mobileの音声通話プランである、
音声通話プラス契約者専用。
契約者はアプリをダウンロードすれば、
そのまま使えるもの。
U-Callの通話料
国内通話料:10円/30秒
国際通話料:10円/30秒
(国際通話料は、アメリカへの発信例)
U-Callの番号通知について
こちらもG-Call同様、
携帯やPHSへの発信の際には、
発信者番号が通知されるが、
NTT回線の固定電話宛に発信した際には、
発信者番号非通知となるので、
使い勝手は、やはり楽天でんわが上か。
みおふぉんダイアル
こちらもU-Call同様、
IIJmioの音声通話プランである、
みおふぉんを契約しているユーザー専用のサービス。
中身は、楽天でんわと同様の模様。
(通話料体系が同一の為)
https://www.iijmio.jp/hdd/miofone/dial.jsp
みおふぉんダイアルの通話料
国内通話料:10円/30秒(税別)
国際通話料:10円/30秒(非課税)
国際通話は32ヶ国対象
みおふぉんダイアルの番号通知について
番号通知についても、楽天でんわ同様。
携帯・PHS・固定電話問わず、
発信者番号通知が可能。
(携帯の080/090番号が相手先に表示される)
使い勝手よし。
ただし、楽天でんわの場合は、
ポイントバックがあるので、
みおふぉんとの一括請求を取るか、
支払い先を2つに分けて楽天ポイントを取るか。
という選択になりそう。
【050番号が使えるIP電話アプリまとめ】
こちらでは、050番号が使用できるサービスのまとめになります。
・050Plus
・G-CALL 050
・LaLaCall
050番号が使用出来るため、
相手方に通知される番号は、050-○○○○-○○○○となります。
050番号が一つ取得できるメリットがありますが、
月額費用が100円~300円程度かかるのがデメリットになります。
そして、こちらの特徴としては、
固定電話宛の発信が、プレフィックス型通話サービスよりも安いのが特徴。
逆にデメリットとしては、
電話回線を使用するプレフィックス型通話サービスと比較して、
データ回線を使用するIP電話のため、
音質や遅延等の面で、劣ります。
なので、使い勝手がすごく良いというわけではないですが、
それにしても、固定電話宛の通話料は魅力的。
上手く使い分けると良いかもしれません。
050Plus
NTTコミュニケーションズ提供のIP電話アプリ。
http://050plus.com/
以前は、常駐によるバッテリーの消費が激しかったのですが、
最近では、改善された模様。
050Plusの月額料・通話料
月額基本料金:300円(税別)
国内通話料(固定電話宛て):8円/3分(税別)
国内通話料(携帯電話宛て):16円/1分(税別)
国内通話料(PHS宛て):10円/1分(税別)+10円(税別・通話毎)
国際通話料(アメリカ):9円/1分(非課税)
050Plusの番号通知
050Plusの番号通知に関しては、
取得した050番号が相手先に通知されます。
050Plusの用途
まず、プレフィックス番号通話サービスと違い、
月額料金が発生する為、
主なユーザー層としては、
固定電話宛てに、発信することの多い方が想定されます。
楽天でんわで固定電話宛てに発信した場合、
3分で60円かかるところ、
050Plusの場合だと、3分で8円。
3分あたりの差額が42円なので、
1ヶ月あたり、約24分以上、
固定電話宛に発信する方であれば、
こちらの方がお得になります。
計算上はそうなるのですが、
通話品質が若干劣りますので、
そのデメリットも踏まえ、
検討される方が良いでしょう。
個人的には、数百円節約出来る程度なら、
通話品質の良いプレフィックス通話サービスでも良いかな。と思っています。
新規番号が取得できるメリット
ただ、
月額300円(税別)で、新規に番号が取得できることから、
個人事業主や自営業の方の店舗用番号として、
人気があるようです。
スマートフォンにアプリをインストールしておけば、
いつでも、スマートフォンで発着信できるので、
事務所や店舗に常駐しない職業の場合でも、
転送電話設定をする必要がありません。
使い道は限られますが、
SIM男の場合、なんだかんだでずっと契約してます。
G-Call 050
G-Callと同じgapの提供するIP電話サービス。
050Plus同様、050番号が一つ取得できます。
G-Call050の月額料・通話料
月額基本料金:280円(税別)
国内通話料(固定電話宛て):8円/3分(税別)
国内通話料(携帯電話宛て):16円/1分(税別)
国際通話料(アメリカ):5円/1分(非課税)
G-Call050の番号通知
取得した050番号が相手先に通知されます。
G-Call050の優位点
050Plusと比較して、
・月額基本料金が20円安い。
・国際通話料が安い。
LaLa Call
mineoでおなじみのケイ・オプティコム提供のIP電話サービス。
LaLa Callの番号通知
取得した050番号が相手方に通知されます。
LaLa Callの通話料
月額基本料金:100円(税別)
国内通話料(固定電話宛て):8円/3分(税別)
国内通話料(携帯電話宛て):18円/1分(税別)
国内通話料(携帯電話宛て):20円/1分(税別)
国際通話料(アメリカ):6円/1分(非課税)
【その他IP電話アプリ】
その他にも、IP電話サービスは多数あり、
価格競争が激しいです。
しかし、番号通知が出来ないと、
使いようが限られるので、
ぜひとも、番号通知はしてほしいもの。
ということで、
実際に課金して、検証してみました。
今回検証したのは、
大手二社、LINEとGoogleのIP電話サービス。
LINE電話の番号通知検証結果
docomo回線の携帯(U-mobile)・ナンバーディスプレイの固定電話ともに、
非通知での着信でした。
(2015/6/30現在)
AU宛だと、番号通知可能という情報も。(未検証)
ただ、国内シェア40%を上回ると言われるdocomo、
そして、固定電話に非通知というのは、辛い。
240円のクレジットがしばらく残りそうな予感・・・。
Googleハングアウトの番号通知検証結果
Googleハングアウトは、番号通知可能。
というブログ記事を発見し、
早速、10ドル課金したところ、
こちらもdocomo回線の携帯(U-mobile)・固定電話ともに、非通知で着信。
(2015/6/30現在)
ちょっと!!
ちなみに、そのブログには、現在も、
Googleハングアウト番号通知○と記載されているので、要注意。
この10ドルもいつまで残るやら。
ちなみに、スマホからの課金は対応していないようで、
PCサイトからのみ対応。
Gmailのサイドバー下部から課金出来ます。
受話器マークのところ。
各キャリアの番号通知に対する対応の違い
LINE電話でのAU宛ての発信などでは、
番号通知されるそうですが、
なにやら、着信するキャリア側での対応の違いのようで、
TCAの「発信者番号偽装表示対策ガイドライン」を遵守するdocomoでは、
LINE電話からの着信は、非通知表示。
AUでは、通知表示ということになっているそう。
このガイドラインに法的拘束力はなく、
あくまで任意なので、
docomo・AU・Softbankで対応が分かれているようです。
通話料節約法のまとめ
基本的には、月額料金不要の楽天でんわ等を使うだけで、
ほぼ手間なく節約できるので、良いのではないかなと思います。
050番号が取得できるIP電話に関しては、
それぞれのお好みで。
ブラステルもいいですよ